■マスターズ2023 第1日(日本時間6~7日、米・ジョージア州オーガスタ・ナショナルGC 7545ヤード・パー72)

ゴルフのメジャー今季初戦マスターズが6日(日本時間)に開幕。10年連続12回目の出場の松山英樹(31)は2バーディー、1ボギーで初日を1アンダーの26位タイで終えた。昨季の日本ツアー賞金王・比嘉一貴(27)は2バーディー、3ボギー、1トリプルボギーの4オーバー73位タイと厳しいスタートとなった。

心配されていた首の痛みも無く、この日の松山はショットが非常に安定しており、フェアウェイキープ率100%を記録。
1番パー4をパーでスタートすると続く2番パー5では3Wで2オンに成功。約8mのイーグルパットをしっかりと寄せ、この日最初のバーディーを奪った。7番パー4ではピンそば約1mにつけるが、バーディーパットがカップの右を抜けパー。9番パー4は約3mのバーディーパットを沈め前半を2アンダーで折り返した。

しかし、後半は13番パー5で約1mのバーディーパットを外すなど波に乗ることができず。18番パー4ではパーオンを逃し、アプローチも寄らずボギーで初日を終えた。首位と6打差、1アンダーの26位タイスタートとなった松山は「アイアンの縦距離がずれていたので改善しないといけない」と反省点を述べた。

第2ラウンドは悪天候の予報で全選手のスタート時刻が30分前倒しとなり、「明日気温が10度くらい下がるが、それは去年経験している。(天候が悪く)スタートできるかどうかわからないが、良いプレーができるように頑張りたい」と意気込みを語った。

一方、比嘉は6番パー3でバーディーを奪い1アンダーとするも、12番パー3のティーショットが池につかまりトリプルボギー。以降は巻き返すことができず、苦いデビューとなった。「体の状態も、ショットの調子も良かったので自信を持ってスタートできたが、悪いショットが出た時にリカバリーできなかった」と4オーバー、73位タイに悔しさをにじませた。

第2ラウンドは日本時間の8日午前0時54分に比嘉、午前2時30分に松山がスタートする。

<主な選手の順位表>
1位タイ -7 V.ホブランド(25・ノルウェー)、J.ラーム(28・スペイン)、B.ケプカ(32・アメリカ)
4位タイ -5 C.ヤング(25・アメリカ)、J.デイ(35・オーストラリア)
6位タイ -4 S.シェフラー(26・アメリカ)、X.シャウフェレ(29・アメリカ)、 A.スコット(42・オーストラリア)他4名
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
26位タイ -1 松山英樹
37位タイ±0 R.マキロイ(33・北アイルランド)
54位タイ +2T.ウッズ(47・アメリカ)
73位タイ +4 比嘉一貴