厚生労働省の審議会は毎年「最低賃金」を見直す際に、引き上げ額の目安として示す都道府県別のランク分けを現在の4つから3つに変更することを了承しました。ランク分けの見直しは、制度が始まった1978年以来、初めてです。

「最低賃金」をめぐっては、厚労省の審議会が毎年、経済情勢などに応じて全国47の都道府県を4つのランクに分け、それぞれの引き上げの目安となる額を示しています。

厚労省の審議会はきょう、このランク分けを現在の4つから3つに変更することを了承しました。地域間の格差の是正などにつなげたい考えで、ランク分けの見直しは現在の制度が始まった1978年以来、初めてです。

新たなランク分けは、今年の最低賃金見直しの議論から導入される予定です。