高知県内で初めて燃料電池車に水素ガスを供給する「水素ステーション」が完成しました。
高知市相生町にオープンした県内初の水素ステーションは、高知市の土佐酸素が、総工費およそ5億円をかけて完成させました。水素ステーションで供給される水素ガスは、燃料電池車の燃料です。石油由来のガソリンや軽油と違って二酸化炭素を排出しないことから脱炭素社会の実現に向けて注目されていて、水素ステーションではディスペンサーと呼ばれる機械を使っておよそ3分ほどで車に供給されます。水素ガスは1キログラムあたり1600円で、現在販売されている燃料電池車は満タンの状態でおよそ700キロ走るということです。脱炭素にはなりますが、水素ガス、燃料電池車ともに認知度は高くなく、土佐酸素は、水素ステーションを活用し、RPを続けていきたいとしています。
(土佐酸素 野村卓弘 社長)
「通常の車ですとCO2を出してしまうんですけれど、FCVであれば水しか排出しませんのでCO2をカーボンニュートラルに近づけていけるというのが一番の強みになります。FCV、水素への認知度が非常に低いですので水素ステーションを使ってPRをして認知度を広めていきたい」
高知水素ステーションは6日から営業開始で、利用にはインターネット(「高知水素ステーション」で検索)または電話(088―821―6814)での予約が必要です。