卵の出荷価格、最高に 200円台は来春か 

卵のこれまでの価格の推移をグラフで見ていきます。

「JA全農たまご」によりますと、東京市場で卵1キロあたりの出荷価格は、去年1月は151円でした。その後、徐々に値段は上がっていき、6日最新の出荷価格は350円。去年1月の2倍以上の値段となっていて、これまでで最も高くなっています。

値上げの一番の要因は、鳥インフルエンザです。発生が相次ぎ卵の生産量が少なくなっています。これに加え、ウクライナ情勢などの影響で鶏のエサ代の高騰が続き、生産コストを圧迫しています。

そして今後の見通しは、卵業界関係者によりますと、5月から6月ごろには価格は落ち着くのではないかということです。

理由は、冬に比べて夏は卵の需要が落ち着くこと。また、鳥インフルエンザのピークは秋から冬にかけてだからということです。

そして、価格が200円台になるのは、来年春ごろになるのではないかと話していました。食卓に欠かせない卵。今後もしばらく影響は続きそうです。