■ゴルフ・マスターズ パー3コンテスト(現地時間5日、ジョージア州オーガスタ・ナショナルGC) 

いよいよ日本時間6日の夜に開幕を迎えるマスターズ。現地アメリカでは毎年恒例のパー3コンテストが開催された。

選手はキャディを務める愛妻にショットを打ってもらったり、子供を抱っこしながらコースを歩いたりと、明日からメジャー大会が始まるのかと疑ってしまうほどのリラックスムード。
マスターズにはPGAツアーの出場停止処分を受けているLIVゴルフ組も出場が許されており、バッバ・ワトソン(44・アメリカ)らがコンテストに参加。4番ではホールインワンを達成するなど、2位の5アンダーとし、マスターズの名にふさわしいプレーで観客を沸かせた。

今年のパー3コンテストの優勝は6アンダーを記録したトム・ホギ(33・アメリカ)。8番のホールインワンを含む1イーグル4バーディーと文句無しの内容。調子の良さも伺えるがこのパー3コンテストには優勝すると本大会で勝てない、と言われるジンクスがある。

実際、1960年にコンテストが初めて開催されて以来、パー3コンテストの王者がその年のマスターズ本大会を制した実績はない。過去最高成績を出したのは1993年のチップ・ベック(66・アメリカ)の2位。また、初優勝の前にコンテストに勝利したことがあるのは94年のビジェイ・シン(60・フィジー、2000年優勝)のみだ。

ホギは「今週は天気が荒れる予報でどうなるかはわからないが、試合へ向けコンテストから良いスタートが切れたので続けられるように努めたい」とコメントした。

一方、松山英樹(31)と比嘉一貴(27)はコンテストに参加せず、練習ラウンドへ。前日に回らなかったインコースをプレーした。13番パー5ではネルソンブリッジの前で自撮りをするなど、リラックスした様子。16番池越えのパー3では恒例となっている水切りショットを披露した。2人とも2回挑戦をしたが惜しくも池を越えることはできず。それでもパトロンを大いに沸かせた2人は18番までプレーして練習ラウンドを終えた。