観光客の誘致や地域経済の活性化に繋げたいと、天満屋が新たな観光交通サービスの実証実験を開始します。電動自転車で市内中心部を巡るその名も「ECYC(エシク)」、一体どんな乗り物なのでしょうか?一足先に体験してきました。

(杉澤眞優キャスター)「気持ちい。風に当たれるから気持ちいですね」

(ECYCガイド 天満屋 野村拡毅さん)「なかなかないですよね。こういう体験って」

(杉澤眞優キャスター)「自分で漕がなくていいから楽ですね」

天満屋が新規事業として行う観光交通サービス「ECYC」。CO2を排出せず、環境に優しいという意味の「エシカル」とフランス製の電動アシスト三輪自転車「シクロポリタン」から名付けられた乗り物です。

岡山市内中心部の目的地までガイド付きで案内してくれる、まさに「自転車版の人力車」です。

(杉澤眞優キャスター)「快適。ちょうどいい速さですね」

(天満屋 野村拡毅さん)「時速10キロぐらいです」

(杉澤眞優キャスター)「RSKが見えてきました」

(天満屋 野村拡毅さん)「RSKの新社屋ですね。中には能舞台があります。あちらの壁には『躍進』という岡本太郎さんの作品が飾られています」

県の内外の人に岡山の魅力を伝えたいと考案された「ECYC」の車体は、岡山県出身の現代アーティスト橋爪悠也さんが、岡山の青空をイメージしてデザインしています。

(天満屋 野村拡毅さん)「岡山の方がまだ気づいていないような、外から見たときの岡山の魅力も発信できると思っていますし、岡山の魅力を詰め込んで県外の人にも紹介していきたいと思っています」

観光交通サービス「ECYC」は今月(4月)8日~5月30日まで市内で実証実験が行われ、初乗りは500円、それ以降は500mごとに500円で乗ることができます。

人を運び岡山の魅力を届ける新たなツールになるかもしれません。