ウクライナのゼレンスキー大統領と会談したポーランドのドゥダ大統領は、ウクライナに旧ソ連製の戦闘機「ミグ29」を新たに10機提供する予定だと明らかにしました。

ウクライナに隣接するポーランドは去年2月のロシアによる軍事侵攻以降、多くの避難民を受け入れ、現在もおよそ158万人のウクライナ人が避難生活を送っているほか、軍事面での支援も積極的に行っています。

ウクライナのゼレンスキー大統領は5日、ポーランドの首都ワルシャワを訪れ、ドゥダ大統領と会談しましたが、その後の共同会見で、ドゥダ大統領はすでに4機供与している旧ソ連製の戦闘機「ミグ29」をさらに10機を提供すると明らかにしました。

ゼレンスキー氏はこれに感謝の意を表明。そのうえで、ロシアによる激しい攻撃を受ける東部バフムトを例に挙げ、「多くの弾薬が届けば届くほどバフムトだけでなく、領土全体で厳しい状況を早く打開できるでしょう」とさらなる支援を訴えました。