「武勇伝語られると…」居心地悪い?上司と酒席

4月4日、居酒屋には入社2年目の社員と初めて飲むという物流会社の副社長と部長がいました。

副社長(50代)
「僕が誘った。『一緒に飲もう』って」

部長(50代)
「(彼が)悩み事があって、色々と朝から相談を受けていました。新人2年目の悩みもあるんですよね?」

入社2年目の社員(20代)
「まあそうですね、そうですね」

部下のために開いた飲み会だったのですが、上司たちのトークが弾むと、なんだか居心地が悪そう・・・。

飲み会が始まってから1時間半後。お酒が進むと、議論もヒートアップしていきます。

部長(50代)
「気持ちはわかるよ。だけど、そうじゃないの」

入社2年目の社員(20代)
「悔しいんですよ」

部長(50代)
「頭に来るのは分かるよ。だけど(君の)気持ちが全て通っちゃったら世の中どうなっちゃうの?」

入社2年目の社員(20代)
「副社長は悔しくないですか?」

部長(50代)
「悔しいに決まってるじゃん」

上司たちも部下への接し方に試行錯誤していました。

部長(50代)
「もうこれからの若い子たちって、何考えているか分からないじゃないですか」

副社長(50代)
「それもわかるように努力しないと」

副社長(50代)
「僕たちが今の年代の子たちに合わせないと、これからはやっていけないんだと思うんですよ」

実は、「上司との業務外のコミュニケーションは必要か」というアンケート調査(明治安田生命)では、20代から30代は、33.4%が必要と答えたのに対し、新入社員は、48.7%が必要と答えるなど、新入社員のほうが上司との飲み会などに参加したいと答えているのです。

若手社員たちは先輩との飲み会について、どう思っているのでしょうか?本音を聞くと。

入社2年目
「気はつかうんですけど、今回行った先輩が『気はつかわなくていいよ』と言ってくださる方だったので、そういう意味でだいぶ気をつかわずに今回飲ませていただきました」

新入社員
「先輩2人いらっしゃったんですけど、会社だけでは聞けないような話もできたので、すごく楽しかったです」

新入社員
「新入社員だから優しくしてくれるんじゃないかというのもありますし」

優しい上司との飲み会は楽しいという意見がある一方で、少し先輩の若手社員からは・・・

入社5年目
「一方的に話されたりとか、1聞いたら10くらい返ってくるとかは、おおお・・・ってなります」

入社3年目
「自慢話とか、昔の武勇伝とか語られると反応しづらいですね」

先輩ばかりが話す飲み会は、若手社員には不評なようでした。