■ゴルフ マスターズ練習ラウンド(日本時間5日、米国・ジョージア州オーガスタナショナルGC)
6日に開幕する、夢舞台・マスターズ。2年ぶり2度目の優勝を目指す松山英樹(31)が練習ラウンドを行った。
2週間前のWGCデルテクノロジーズマッチプレーを首痛で途中棄権した松山だったが状態は上向きだ。「そこまで気にすることなく状態も良くなってきてると思う。首が痛かったんで剃るのも怠いなと思ってたんで、さっぱりしてきました」と先週まで伸ばしていた髭も綺麗に剃った。
練習ラウンドについては「(スイングなどを)変えている中で落ち着かない部分もある。だが、いいショットも打てているし、アプローチもいい感じにできている。あとはグリーンのスピードをどれだけ早くつかめるかが大事」と準備は着々と進んでいる様子。「勝った時と比べたら全然いいとは言えないが、2年前の様に少しずつこの後の時間と明日で、そういう自信を持てる状況まで持っていければ(優勝の)チャンスはある」とこの日のラウンドを冷静に分析した。
そんな松山と共に練習ラウンドに臨んだのが、昨年の日本ツアー賞金王、比嘉一貴(27)。東北福祉大で4期後輩にあたる比嘉は、出場が決まったタイミングで既に今日の練習ラウンドを「予約」していたとのこと。ラウンド中は先輩・松山から多くのアドバイスを受け取った。
「このピンの位置のときは、ここを狙った方がいいとか、コースの攻め方を教えてもらった。11回も出てる歴代チャンピオンの松山さんのアドバイスは非常に価値のあるものだと思うし、聞けただけでも嬉しかった。すごい貴重な時間を過ごせた」
2人のラウンドを食い入る様に見学していたのは、先週のオーガスタ女子アマに出場し5位となった馬場咲希(17)。「傾斜がある所でもスピンでピタっと止める。練習ラウンドなのにおおっとなっちゃった」と日本のエース達の練習を追いかけていた。
そしてこの日は予選ラウンドの組み合わせも発表。松山は昨年の全英覇者キャメロン・スミス(29・オーストラリア)、米ツアー2勝のイム・ソンジェ(25・韓国)と6日の午後11時54分にスタートする。比嘉は17年覇者のセルヒオ・ガルシア(43・スペイン)、同ツアー1勝のキース・ミッチェル(31・米国)と6日の午後10時12分に第1ラウンドを迎える。