台湾の蔡英文総統とアメリカのマッカーシー下院議長がロサンゼルス近郊で5日に会談すると発表されたことについて、中国政府は反対する考えを改めて強調しました。

会談は5日、アメリカ西部・ロサンゼルス近郊のレーガン大統領図書館で行われる予定ですが、中国外務省の毛寧報道官は4日の会見で…。

中国外務省 毛寧報道官
「中国はマッカーシー下院議長が蔡英文と会談することに断固反対する」

会談について「ひとつの中国の原則に違反し、中国側の主権と領土保全を著しく損なうものだ」と非難するとともに、アメリカ政府に対しては蔡総統とアメリカ政府関係者との会談を手配しないよう改めて求めています。

去年8月、当時のペロシ下院議長が台湾を訪れた際に中国はミサイル発射などを含む大規模な演習を実施、軍事的圧力をかけたことから、今回、中国側がどのような対応を取るのか注目されています。