福島第一原発1号機の原子炉圧力容器を支える土台内部の映像が初めて公開され、基礎部分の鉄筋がむき出しになっていることが確認されました。
福島第一原発1号機では、溶け落ちた核燃料「燃料デブリ」の取り出しに向けて、格納容器の内部調査が進められています。
東京電力は4日、原子炉圧力容器を支える土台「ペデスタル」内部の映像を初めて公開しました。
映像では、デブリの可能性がある堆積物や、圧力容器の底に通常ぶら下がっている制御棒を収納する筒がずれ落ちている様子などが確認されました。また、ペデスタルの基礎部分では、コンクリートが崩れ落ち、鉄筋がむき出しになっています。
ペデスタルの耐震性について、国際廃炉研究開発機構の2016年の評価では、一部が欠損していても機能に問題はないとしていますが、東京電力は、改めて分析することにしています。
※映像提供 国際廃炉研究開発機構(IRID)














