世界的な音楽家で東日本大震災の被災地を励ましてきた坂本龍一さんの死去が明らかになり宮城県内からも惜しむ声が聞かれました。
坂本龍一さん:
「子どもたちがもっと音楽を楽しめるように、一過性に終わることなく(支援)できたら良い」

3月、71才で亡くなった坂本龍一さんは、東日本大震災で被災した学校用楽器の修理や買い替え費用の補助を目的にコンサートを開くなど被災地を励まし続けました。

丸森町伊具高校の音楽教師・持田敦子さんも生前の坂本さんと交流しました。
伊具高校 持田敦子さん:
「本当に早かったと残念に思っている」
当時、被災した名取市の宮城県農業高校を坂本さんが訪れ、音楽を担当する持田さんが案内しました。

坂本さんは、ピアノの修復を申し出てくれましたが、海水に何度も浸かっていたため、修理することはかないませんでした。

それでも、壊れたピアノを引き取ってアート作品として再生させてくれたといいます。

持田敦子さん:
「そのままだと捨てられてしまったピアノだが、あんな風に素晴らしい人の心を打つ芸術作品として生まれ変わることができるんだと大きな希望になった」

また、持田さんは、災害に見舞われた時こそ「楽器を修復して子どもたちの音楽の環境を整えたい」という坂本さんの思いに強く共感したといいます。
持田敦子さん:
「坂本さんに教えてもらった一番大切なことは、子どもたちの音楽環境を整えていく(ことが重要)。坂本さんの照らしてくれた道を自分自身で考えながら(音楽教師として)後を追うように活動したい」

坂本さんの音楽への思いは、今も引き継がれています。














