老朽化に伴う、建て替え工事のため運転を停止していた宮城県大崎市にある「鬼首(おにこうべ)地熱発電所」で全ての設備が一新され、2日から6年ぶりに営業運転が再開されました。
営業運転が再開されたのは、大崎市鳴子温泉にある鬼首地熱発電所です。電力会社の「電源開発」が1975年から運転していましたが、老朽化に伴い2017年から発電を一時停止させ建て替え工事を進めてきました。

発電設備は、全て更新され発電機とタービンには地元の伝統工芸品の鳴子こけしがあしらわれています。
鬼首地熱発電所 茅野智幸所長:
「国産であり地元のエネルギーを活用したエネルギー。CO2を出さない電源として世の中に貢献して行くことが役割」
鬼首地熱発電所は、深さおよそ1500メートルの地下から250度の熱水や水蒸気を取り出し、その力でタービンを回し発電しています。

工事はすでに完了し、去年11月からの試運転を経て、2日から6年ぶりに運転が再開されました。新たな設備の発電量は従来とほぼ同じ1万4900キロワットで、およそ3万世帯の電力を賄うことができます。














