中国を代表する卓球選手に賭博と借金の疑惑が浮上し、広告に起用していた日系企業のSNS上からも画像が消えるなど波紋が広がっています。

疑惑が浮上したのは、2012年のロンドンオリンピック、卓球男子シングルスで金メダルを獲得した張継科選手です。

張選手をめぐっては、賭博のために多額の借金をした疑惑について、中国のジャーナリストが先月末にSNS上で発信。

署名したとされる借用書には日本円でおよそ1億円の金額が記載されています。

この疑惑が浮上したことで、中国のSNS上では批判が相次ぎ、張選手を広告に起用していたトヨタ自動車の合弁会社や中国のスポーツ用品大手「アンタ」がSNS上から画像を削除する事態となりました。

アンタは中国メディアの取材に対し、「張選手との協力関係を中止した」と回答したということです。

張選手の代理人弁護士は「現時点でコメントは控える」としています。