近年多発しているインターネットやSNSを巡る犯罪に対応しようと、高知県警は3日、「サイバー犯罪対策課」を新たに発足させました。

県警によりますと去年、県警によせられたサイバー犯罪の相談件数は989件で、2017年の453件から倍近く増加しています。

こうした中、県警は、昨年度まで生活環境課の中にあったサイバー犯罪対策室を、サイバー犯罪対策課に格上げしました。課の人員14人全員が、他の仕事と掛け持つことなくサイバー犯罪に対応することになり、態勢が強化された形です。

(県警サイバー犯罪対策課 平松哲也 課長)
「SNS等を利用した犯罪、もしくはこれから先にランサムウェア等の被害が出てくる可能性が十分にあるのでしっかり県民に寄り添って、現状を把握しながらも被害を防止ししっかり対応していきたい」

県警は今後、他県警や、県内の民間企業、自治体との連携を深めて、サイバー犯罪の事例や傾向などを分析していくことにしています。