■ゴルフ・オーガスタナショナル女子アマチュア選手権 決勝ラウンド(日本時間2日・オーガスタナショナルGC)
“ゴルフの聖地”オーガスタで決勝ラウンドが開催され、日本の女子アマチュア選手3人が出場。昨年の全米女子アマチュア選手権優勝の馬場咲希(17)が14位タイでスタートし、この日は6バーディー、2ボギー、1ダブルボギーでトータル2アンダー。日本勢トップの5位タイで終えた。
今大会、日本勢は過去最多の10人が参戦し、馬場をはじめ六車日那乃(20)、荒木優奈(17)が予選を突破。この日は雨予報のため、トップのスタート時間が大幅に早まり、途中激しい雨と雷の影響で中断し、およそ3時間20分後にプレーが再開した。
馬場は難ホールとして有名なアーメンコーナー始まりの11番で、難しい下り2mのラインを読み切り、オーガスタで初のバーディー。チームからも歓声が上がった。
さらに難易度の高いパー5の13番では、40ヤード地点から3打目がピン側につきバーディー。前日水切りショットを披露した16番でも、ピン側1mにつけスコアを伸ばし、前半は今まで不調だったショットがバーディーチャンスにつながるなど、安定したゴルフを見せた。
中断中は、寝て過ごしたという馬場は、再開後6番でボギーとするも、続く7・8番で連続バーディーと巻き返した。最終ホールは4mのスライスラインがわずかに外れパーでホールアウト。今年プロテストの受験を検討する馬場にとっては最初で最後のオーガスタ女子アマとなった。荒木はトータル1オーバーで9位タイ、六車は5オーバーの22位タイで終えた。
夢の舞台での決勝ラウンドを終え、6日に開幕するマスターズの観戦を前に「自分がラウンドしたコースをPGAの選手はどう攻略するのか楽しみ」と話した。