ロシアと同盟関係にあるベラルーシのルカシェンコ大統領は、ベラルーシへの戦術核兵器の配備をめぐり「国を守るため」だと正当化しました。

ベラルーシ ルカシェンコ大統領
「核兵器の返還についてプーチン大統領と交渉を活発化させてきた」

ベラルーシのルカシェンコ大統領は先月31日、政権の基本方針を示す年次教書演説を行い、プーチン大統領とベラルーシへの戦術核兵器の配備について協議を進めてきたと述べました。

そのうえで「これは誰かを威嚇したり、脅迫したりするわけではなくベラルーシの国家を守るため」だとして配備を正当化しました。

さらに、戦術核兵器よりも威力の大きい戦略核兵器についても「必要であれば配備する」としています。

また、ルカシェンコ氏はウクライナに対し、「核保有国のロシアに勝つことはできない」と述べ、停戦を促しました。