そして、営業開始から2日後の3月28日、2人の姿は玉造温泉街に。
日帰り温泉施設の厚意で、駐車場の一角に拠点場所を設けることができました。
まつ笑 吉川司さん
「(頭は気合の表れ?)そうですね。なのできょうは晴れたのかなと」
まつ笑 吉川佳奈美さん
「この頭にすると晴れるんですよ」

つーちゃん、気合の丸刈り。
しかし、花見客や宿泊客に積極的に営業しますが、なかなかお客さんが来ません。
まつ笑 吉川佳奈美さん
「乗らなくても良いので見に来てい欲しい。人力車を」
常ににこやかな2人の顔から笑顔も消えかけつつあったその時でした。
「(娘の)卒業旅行で」
「おめでとうございます」
人力車「まつ笑」初めての利用客です!
まつ笑 吉川司さん
「それでは1,2の3で持ち上げさせていただきます」
出発。

街道に添って満開となるサクラを楽しんでもらいながら観光スポットの案内もします。
まつ笑 吉川佳奈美さん
「温泉これ源泉なんですよ。直接肌にスプレーしてもらったりとか大丈夫です」
限られた乗車時間の中、最大限のおもてなし。
目的地のバス停に到着です。
利用客
「快適です。サクラがちょうど満開で気候も良くて、ぜひ人力車でいけたらなと」
まつ笑 吉川司さん
「めちゃくちゃ嬉しくて。ずっと朝から乗ってくれないねーって」
まつ笑 吉川佳奈美さん
「駆け寄って来られた時は天使かなと思った。本当にありがとうございます」
夫婦俥夫、つーちゃん・かなちゃん。
2人の愛も気合もこもった人力車・まつ笑が走りだしました。
まつ笑 吉川司さん
「僕らは人の笑顔が好きなので。松江で乗ってもらった方に笑顔になってもらって、僕たちもそれで笑顔になれる。お互いに笑顔の交換が出来る人力車になっていきたい」
