統一地方選の前半戦となる静岡県議会議員選挙が3月31日告示されました。今回は34の選挙区のうち、半分近い15の選挙区で無投票当選となり、異例の展開をみせています。
31日午後6時、富士市の伴卓候補は支援者から祝福を受けました。告示を迎えた静岡県議会議員選挙。富士市選挙区では定数4に対し現職4人しか立候補せず、届け出が締め切られる午後5時に無投票当選が決まったのです。
定数34を争う県議選ですが、今回は異例の展開に。34の選挙区のうち、半分近い15の選挙区で無投票当選となりました。議員の数にすると、定数68に対して25人が無投票当選で、実に4割近くに上ります。
富士市は毎回「激戦」となる選挙区でしたが、今回は無投票。実に32年ぶりのことです。
<3回目の当選を決めた伴卓候補>
「心境は複雑です。だいぶ前から無投票ではないかと言われていて、しっかりと選挙で付託を頂きたいと頑張ってきたので」
半分近くの選挙区が無投票という状態について、地方の選挙に詳しい専門家は警鐘を鳴らします。
<法政大学大学院 白鳥浩教授>
「県政に大きな課題、静岡県の民主主義に大きな課題を残す。有権者が候補者を通じて自らの意思を表明できない」
民意が反映されない県議会になる恐れに加え、議員側も自らの議員としての評価を確認できず、不安になるといいます。
<法政大学大学院 白鳥浩教授>
「自分の議員としての正当性、現職だったらこれまでの議員活動が認められることがないままに県議会に登壇しなくてはいけない」
リニア問題や子どもの安全対策など課題は山積みの静岡県の政治。19の選挙区では選挙戦に突入し、投開票は4月9日です。
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