「かなりの誤算」立憲民主党 更迭は統一地方選前の焦りか?

井上貴博キャスター:
小西議員はあくまでもオフレコだった、切り取られたとおっしゃってます。裏を返すと、これが本音だったんだ、こういう方なんだというのがわかりました。

さらに、他党のことを徹底的に叩いて辞任要求をしています。どの党も指摘し合うのは重要ですが、貶めあっている様子を見ていると、政治全体、永田町全体の品位が下がっていくように感じます。

宋美玄さん:
私もテレビや講演会、学校での性教育、SNSなどで発言をする場がありますが、今の時代はどのようなシチュエーションでも切り取られる可能性があると思わないといけない。もちろん口が滑ったりすることはありますが、不適切なものについては謝らないと。長引かせると、本人にとっても日本全体にとってもよくないので、残念に感じています。

日比麻音子キャスター:
発言がオフレコだからというのは、全ての理由にはならないと感じます。井上さんが言った「人となりが見えてしまった」というのはおっしゃる通りだと思います。

今後の対応、処分はどのようになるのでしょうか。

後藤政治部長:
31日、立憲民主党は小西議員について参院・憲法審査会の野党筆頭幹事の職を更迭すると表明しました。これは4月の統一地方選挙の焦りがあったと思います。これから選挙モードに入るという矢先のことで、かなり誤算だと思います。今後も小西議員の対応次第では、追加の処分も検討すると立憲の幹部が話していました。

井上キャスター:
奇しくも選挙モードですよね。これは解散風の追い風になりうると考えていいですか。

後藤政治部長:
これだけで、どうなることはないと思いますが、少なくとも立憲民主党にとっては痛手、誤算だったなといえると思います。