イギリスのチャールズ国王がドイツの連邦議会で演説し、ロシアによるウクライナ侵攻を非難しました。

イギリス チャールズ国王
「ウクライナに対する侵略は、あまりに多くの、罪のない人々に想像を絶する苦しみをもたらしています」

即位後、初の外遊中のチャールズ国王は30日、ドイツ連邦議会で英語とドイツ語も織り交ぜて演説し、「ウクライナへの侵略は多くの罪のない人々を苦しめ、数え切れないほどの命が失われた」とロシアによる侵攻を非難しました。

そのうえで、ウクライナへの支援について「イギリスとドイツは指導的役割を担っている。団結して勇気を持ちウクライナの平和と自由を守る」と話し、その重要性を強調しました。

去年亡くなったエリザベス女王は直接の政治的な発言を避けていましたが、チャールズ国王は踏み込んだ発言で自らの姿勢を明確に示した形です。

チャールズ国王はこの後、ウクライナからの避難民を受け入れる施設を訪問、31日に帰国する予定です。