「旧統一教会」をきっかけに、「宗教2世」をめぐる虐待の問題も次々と明らかになっています。長年「タブー視」され、孤立してきた2世たちに、どうすれば支援の手は届くのでしょうか。
“宗教と虐待”への支援は? 脱退までの苦難の道
旧統一教会 元2世信者 小川さゆりさん(仮名)
「たくさんの罪のない子どもたちが、今も被害にあって苦しんでいるので、必ず解決していただきたい」

長年“タブー視”されてきた「宗教と虐待」の問題。
1年ほど前から個人で取り組んできた女性がいます。
会社員の須賀さくらさん(50代)。キリスト教系の宗教団体「エホバの証人」を10年以上前に脱退した元「宗教2世」です。

仕事を終えた平日の夜に、宗教2世向けのカウンセリングをオンラインで行っています。

エホバの証人「宗教2世」の男性
「消えていなくなりたいような、そんな気持ちになったのをすごく覚えてます」
須賀さくらさん
「そうでしたか、それ今振り返ってどうですか」
須賀さん自身、脱退までには長い道のりがありました。