IOC=国際オリンピック委員会は、ロシアとベラルーシの選手について「中立な立場」であることを条件に、個人での国際大会への復帰を認めるよう競技連盟に勧告することを明らかにしました。
28日、IOCは理事会を開き、ウクライナ侵攻以降、国際大会から除外されているロシアとベラルーシの選手の復帰の可能性について議論しました。
その結果、▼中立の立場である個人での参加に限り認めること、▼団体競技や軍に所属する選手については認めないことなどを国際競技連盟に勧告すると全会一致で決めました。
一方、来年のパリオリンピックに出場出来るかどうかは、「適切な時期に決める」と述べるにとどまっています。
ロシアの選手らの国際大会復帰をめぐっては、ウクライナのほか、その隣国のポーランドらが強く反発。先月には、日本を含む30か国以上が「中立」の定義を明確にするよう求める声明に署名しています。
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