各地で桜の満開を迎えるなど春本番となってきましたが、実は今、米子水鳥公園(鳥取県・米子市)に1羽のコハクチョウの姿があります。日本での越冬を終え、すでにシベリアへ帰ったはずのコハクチョウですが…。

季節外れのコハクチョウが鳥取にいるのには、切ない理由がありました。

23日、米子水鳥公園で目撃されたのが…


小崎純佳キャスター

「望遠鏡をのぞいてみると、コハクチョウが1羽ポツンといるのが確認できます」

山陰で越冬したコハクチョウは、春の訪れとともに皆、シベリアへ帰って行ったはずですが…

このコハクチョウはなぜ、まだ鳥取に残っているのでしょうか?


米子水鳥公園 桐原佳介 統括指導員

「コハクチョウの渡りが終わったあとに、すかさずやってくる別のコハクチョウがおりまして、水鳥公園の関係者が「吉田さん」と呼んで親しんでいる鳥です」

このコハクチョウ。関係者の間では「吉田さん」と名付けられ、親しまれていると言います。

「吉田さん」と名付けられた理由が…