中国で国家政権転覆の罪に問われ、懲役7年6か月の実刑判決を受けて服役していた人権活動家の男性が刑期を終えて出所しました。

香港メディアによりますと、懲役7年6か月の刑期を終えて出所したのは、人権活動家の胡石根氏です。

胡氏は、2015年7月に中国各地で一斉に拘束された人権派弁護士や活動家の一人です。2016年に「違法な宗教活動をベースに反政府思想を持つ人間を集め、国家の安全と社会の安定に危害をもたらした」などとして実刑判決を受け、服役していました。

胡氏の家族は、刑期中に胡氏の心臓病が悪化したとして仮釈放を申請していたものの、却下されていました。

胡氏は3月23日に刑期を終え、その後、北京市内の自宅に戻り、友人とビデオ電話をしたということです。