「出所者の4割がまた刑務所に」更生保護施設が果たす役割とは
刑務所を出た人が、再び犯罪を犯し刑務所に戻る割合は▼37%です。

刑務所を出た人の4割近くが、5年以内に刑務所に戻っているという実態です。
宮城東華会の千葉君雄理事長は…。
宮城東華会 千葉君雄理事長:
「(刑務所を出て)お金もない、仕事もない、住むところもない、頼る人もいない。そういう人たちが社会に放り出された時に想像できるのは、昔の悪い仲間に連絡して救ってもらって、悪の道に戻ってしまう」

こうした状況の中で更生保護施設が果たす役割は大きいと専門家は指摘します。
慶応義塾大学(刑事政策)太田達也教授:
「こうした更生保護施設がなければ、仮釈放の人でも仮釈放なったとたんから路頭に迷うことになる。そういったものを防いで社会の中にソフトランディングさせていくためにも、更生保護施設はなくてはならないもの」

宮城東華会は入所者の自立にむけ様々な活動をしています。