台湾の馬英九前総統がきのう夕方、中国に到着しました。総統経験者が中国を訪問するのは1949年の分断以降初めてとなります。

日本時間のきのう午後5時半ごろ、上海市内の空港に到着した台湾の馬英九前総統。取材に応じることなく、そのまま江蘇省・南京市へ向かいました。

1949年に内戦で国民党が台湾に拠点を移して以降、総統経験者が中国を訪問するのは初めてとなります。

馬前総統は中国に近いとされる国民党に所属し、総統在職時の2015年には習近平国家主席との会談も実現しています。

南京市ではきょう、中華民国建国の中心となった孫文の墓を参拝する予定で、その後、湖北省や湖南省、上海市などを訪問し来月7日に台湾へ戻るということです。