母から子へ、つなぐ祖父の言葉

佐々木さんの長男 伶汰さん:
「海大好き。お魚も好き。魚釣りも好きなので、もし釣りしてるときに大きな地震がきたら、海から離れなさいとかは言われる。ほんと大事なことなので」

今月、元気に小学校を卒業した伶汰さん。いま、佐々木さんさんは、息子の成長を実感するとともに、震災の起きた年に、老衰で亡くなった祖父の在りし日の言葉の大きさを改めて感じています。

佐々木有香子さん:
「12年でいろんなことがありました本当に。でも家族が増えたこととか元気でいられることが本当にうれしいなあって思います。人はひとりじゃ生きられないってこういうことだなって人とのつながりは大事だなって思いますね」

毎日の何気ない家族の会話がいつか、この子の命を救うかもしれない。佐々木さんから子どもたちへ、きょうも祖父の言葉を伝えます。