日常の何気ない会話が、自分たちの命を救う
この日は、災害科学科のある多賀城高校で特別授業を行いました。

高校生に体験を話す佐々木さん:
「がれきがある中を運ばれていく中で、私は今から新しい命を生み出すんだ」

震災時に冷静な判断をすることができたのは「祖父との会話を覚えていたから」。日常の何気ない会話が、自分たちの命を救ってくれたと考えています。
佐々木有香子さん:
「とにかく津波は高いところに逃げなきゃいけない、一波がきたら二波もくるというのを聞いていたことによって、車で避難しない方がいいんじゃないって思い出せたので、日頃からの会話を大事に、コミュニケーションが大事だよと伝えている」

12年経ち、大きく成長した伶汰さんも、母親との日常会話から学びを得ています。