大船渡市は27日、岩手県内トップを切って市独自のサクラの開花を宣言しました。28年続く観測の中で2番目に早い開花です。

 大船渡市では市民体育館の敷地にあるソメイヨシノを市の標本木としています。サクラの花は27日になって一気に花を開き始め、午後には15輪の開花を確認しました。1996年の観測開始以来、2番目の早さで去年より13日早い開花となりました。大船渡市のサクラの標本木は1週間ほどで満開となり見ごろを迎えます。
 一方、北上市では早咲きのサクラが見ごろとなっています。さくらホールの「ジュウガツザクラ」は去年よりおよそ2週間早い3月17日に開花し、その後も順調に花が咲きそろいました。
 日本気象協会は北上・展勝地では4月6日、盛岡では4月8日にソメイヨシノが開花すると予想しています。