福島県福島市の小学校で26日、閉校式が行われ、149年の歴史に幕を閉じました。福島市飯坂町にある中野小学校の閉校式は、地元の人たちが開いたもので、福島市の木幡浩市長をはじめ、児童や卒業生などおよそ140人が参加しました。

明治6年(1873年)の創立の中野小学校は、市内で最も長い歴史をもつ小学校の一つですが、少子化などの影響で全校児童は13人まで減り、来年度からは飯坂小学校に統合されます。

式では、出席者全員で校歌を歌い、思い出の詰まった学び舎に別れを告げました。

6年生「(思い出は)運動会のとき、みんなで力を合わせて競技をひとつひとつ頑張ったところ」

約70年前の卒業生「子どもたちが卒業して、孫も卒業したから、本当に悲しくて涙が出てしまいました」

県によりますと、県内では今年度7つの小学校が閉校します。