長崎県島原市が管理する公園のレストランに対して、市の職員が架空請求を指示し、およそ1,100万円を不正支出していた問題で、市は関わっていた職員4人を停職などの懲戒処分としました。

会見では、古川 隆三郎 島原市長が「誠に申し訳ありませんでした」と謝罪しました。

停職6カ月などの懲戒処分を受けたのは、当時 島原市産業部に所属していた職員4人です。

島原市によりますと、市が管理する『有明の森フラワー公園』内のレストラン『アルレッキーノ』の指定管理者に対し、2016年から4年間にわたってレストランの赤字補填を目的に、当時の市産業部が食料品を購入したことにして架空の売上金を請求するよう指示をだしていました。
おととし7月、職員の報告で不正が発覚し、市が第三者委員会を立ち上げ調べた結果、架空請求はおよそ110回、総額は1,100万円にのぼるということです。

また市は、市長と副市長に対しても1年間の減給を決めました。

市は今後、直ちに再発防止策の策定をして綱紀粛正に取り組むとしています。