岩手県内の去年1年間の労働災害による死傷者は過去2番目に多い2380人でした。新型コロナウイルスへの感染が労災の対象となった影響で、前の年に比べおよそ6割増えています。
岩手労働局によりますと、去年1年間に県内で労災事故により死亡した人とけがをした人はあわせて2380人でした。
前の年に比べ874人、率にして58%増加し、1982年に次ぐ過去2番目の多さとなりました。
職場での新型コロナ感染が労働災害の対象となったことが増加の要因で、業種別では医療従事者や介護士などの「保健衛生業」が最も多くなっています。
また死者は21人で前の年から1人増えました。
岩手労働局は新年度に向けて「事業所内の安全衛生教育の再徹底」を呼びかけています。