新型コロナウイルスについて、福島県内では22日、187人の感染が確認されました。また、県は県内の感染状況について、マスク着用見直し後も減少傾向を維持しているとして「レベル1」に引き下げました。

22日に感染が確認されたのは、福島市で39人、会津で33人など合わせて187人です。

感染者が減少傾向にある中、県は23日、対策本部を開き、3月13日からのマスク着用見直し後も感染状況を示す各種指標が減少傾向を維持しているとして、県内の感染状況を「レベル1」に引き下げました。

これに伴い、これまで無症状の県民を対象に行ってきた新型コロナの無料検査について3月末で終了すると発表しました。

また、新型コロナの感染症法上の位置づけが5類に引き下げられるのを前に、県は国の方針に沿って、これまで公費で賄われてきた治療費について、「ゾコーバ」などの国が指定した外来の治療薬については、一定期間の間で公費負担を継続すると発表しました。

一方、現在県内10か所にある宿泊療養施設については5月7日をもって全て終了します。

県は今後も国の動向を注視し、内容を整理していくとしています。

【感染者の内訳】9保健所管内別と陽性者登録センター
福島市  39人
郡山市  9人
いわき市 11人
県北  22人
県中  12人 
県南  12人
会津  33人
南会津 1人
相双  20人
陽性者登録センター 28人

【県内の入院・療養者】
確保病床の入院者  95人
病床使用率 12.4%
確保病床外も含めた入院者 162人
宿泊療養者 20人
重症者 2人