音楽にのってダイナミックな技を披露する「ブレイキン」。パリ五輪から採用される新種目で全国大会に挑む、大分県中津市の小学生に密着しました。
来年開催されるパリオリンピックで正式種目に採用された注目の競技「ブレイキン」。ブレイクダンスとも呼ばれ音楽にのって技を披露するのは中津市の小学4年生徳永美心さん(10)です。
(徳永美心さん)「回転とか高低差とか形とか、いろいろ工夫をして自分のスタイルを見せるという魅力があります」

美心さんは今年度、オンラインで行われた4度の全国大会予選で得点を積み重ね、小学4年生から6年生が争う高学年の部でランキング5位に入りました。上位8人までに与えられる決勝大会への出場権を獲得し、中津市の奥塚正典市長にもダンスを披露して出場を報告しました。

体を動かすことが大好きな美心さん。得意科目は体育でレクレーションの時間も笑顔があふれます。クラスの中心的存在でもある美心さんはまじめな性格でどんなことにも一生懸命。同級生も期待を込めて応援します。
(友達)「(美心ちゃんのダンスは)迫力が凄くて、とてもかっこ良かったです」「全国大会でも頑張ってほしい」「頑張れ!」

自宅でもリビングにスペースを確保して時間ができると練習をしています。両親も娘の活躍に戸惑いを覚えるほどです。
(父・宗寿さん)「幼稚園の時に体操が得意だったというのはあるんですけど、ダンスを始めてまさかこんな感じで全国大会に行けるというのは正直びっくりです」

小学1年からダンススクールに通い、2年生になるときに友達と一緒に始めたブレイクダンス。センスと努力で全国レベルへと成長。家族で挑戦を支え、さらなる飛躍に期待します。
(父・宗寿さん)「今度、全国大会で戦う相手が5年生とか6年生とか高学年の中で行けるのは凄いと思いますし、4年後とか5年後とか楽しみですね」
(伊東記者)「パリ五輪の次はロサンゼルスです」
(母・智美さん)「行きたいね」
(父・宗寿さん)「連れて行って」