盛岡市で23日、岩手大学の学位授与式が開かれました。卒業生は新型コロナの影響を受けながらもそれぞれに学びを深めた学生生活を振り返っていました。
会場はマスクの着用が推奨されたもののあくまで着脱は個人の判断ということで新しい生活様式が反映された様相となりました。
対象者は学部の卒業生と大学院修了生のあわせて1367人で、3回に分けて学位が授与されました。
式では小川智学長が、「デジタル変革が進む新しい社会のリーダーとして活躍して欲しい」とエールを贈ると、3年間新型コロナによる様々な影響を受けた卒業生の代表が、社会に巣立つにあたっての決意を述べました。
(卒業生代表・澤井万結さん)
「これからどんな困難があっても解決すべき課題は何かを明らかにし、根気強く立ち向かうことを誓います」
卒業式には4年ぶりに保護者も参列しました。
(卒業生)
「親にたくさん支えてもらってきたので、これから恩返しできたらと思います」
(母親)
「とても感慨深いです。大事に育ててきた娘なのでこれからも社会に貢献できるよう頑張ってほしいと思います」
学生生活の多くをコロナ下で過ごした学生たちも、最後の機会に様々な規制が緩和されたことでより一層喜びを爆発させていました。
(卒業生)
「コロナでできないこともたくさんあったんですけど、その分友達と過ごす時間を
大切に過ごせました」
それぞれ学びを深めた学生たちは新たなステージに向かって巣立って行きました。