ロシアでは中国の習近平国家主席とプーチン大統領が、きのう一対一で会談。中国によるウクライナの停戦案について協議し、きょうも公式会談が予定されています。

笑顔で習近平国家主席を出迎えたプーチン大統領。

ロシア プーチン大統領
「ウクライナでの深刻な危機を解決するためのあなたの提案を精査しました。もちろん、それについて話し合うことができます」

中国 習近平国家主席
「あなたの招待で再びロシアを訪問することができて、とても嬉しいです」

習主席がモスクワを訪れるのはウクライナ侵攻後初めてで、一対一の会談は夕食を含めて4時間半行われたとされます。

中国外務省によると、習主席は先月下旬に中国が発表した停戦の呼びかけに言及、「建設的役割を果たしたい」と強調したということです。

アメリカと対立する中国にとって、重要なパートナーのロシア。

一方、欧米中心の国際社会ではロシアは孤立を深め、先週、ICC=国際刑事裁判所はウクライナ侵攻をめぐり、プーチン大統領の逮捕状を出しました。この決定にロシアは。

ロシア連邦捜査委員会
「根拠がなく、違法だ」

逮捕状に反発し、ICCの赤根智子裁判官ら4人に対する捜査を始めたと表明しています。