次は新潟県沖で放流し、詳しい生態を探りたい…

今回の調査で、ウマヅラハギの生態が少し解明されたものの調査はまだはじまったばかり。瀬戸さんは、新潟県沖でも電子タグをつけたウマヅラハギの放流を行い、さらに詳しい生態を探りたいとしています。

瀬戸さん:
「(ウマヅラハギは)富山の冬を代表する魚だと思っていますので、持続的にこれを活用するために守っていくような取り組みも必要になってくると思っています」

1月や2月も歴史的な不漁となりました。瀬戸さんは、今回の研究も踏まえて「能登半島の東側の海域の海水温が平年よりも高かったため、富山県の漁場へのウマヅラハギの来遊量が少なくなったのではないか」と みています。

今後研究を重ねて、どう呼び戻すか、対策に期待したいところです。