岸田総理は訪問先のインドで講演し、安倍元総理が提唱した「自由で開かれたインド太平洋」構想の新たなプランを発表しました。

岸田総理
「地政学的な競争に陥ることなく、共存共栄していくことが我々の目指すべき世界の在り方ではないか」

岸田総理はウクライナ情勢で世界各国の対応が分かれている現状などを念頭に、「自由で開かれたインド太平洋」=FOIPの考え方が重要性を増していると述べました。そのうえで平和の原則と繁栄のルールなど、4つの柱からなるFOIPの新たなプランを発表しました。

さらに日本としてODA=政府開発援助を拡充するなどして各国のインフラに投資し、2030年までに官民合わせて750億ドル以上、日本円でおよそ9兆8000億円の資金をインド太平洋地域に動員すると述べました。