厳しくも思いあふれる上岡さん、板根投手にかけた言葉

東北福祉大 上岡良一さん:
「うれしいけど、もっと視野を広げて欲しい」

1月下旬、坂根投手は定期テストのために仙台に戻ってきました。試験が終わった日の夜、上岡さんと食事をとりました。

坂根投手に上岡さんがはなします。

上岡さん:「例えば、お父さんも野球人として素晴らしい人なんだから、一番尊敬しなくてはならないのはお父さんなんだと思う」
「なんでやと思う?あれだけ練習したのに結果がついてこなかったのは?」
坂根選手:
「取り組み方とか」
上岡さん:
「取り組み方は素晴らしい」
板根選手:
「下級生の時は何も考えずに思い切ってやれていたが、最上級生になった時に結果が出ない傾向があるのかと」
上岡さん:
「何も考えずに良いピッチングできるピッチャーは良い投手ではない。いろんなことを考えて、いまどうゆう心境なのかとか。いまこうゆう仕草をしたから真っすぐを狙っているとか。『ボールに聞いてくれ』では絶対だめだ。JR東日本から、プロに行って挑戦してこいと言われる投手にならないといけない。並大抵の努力では無理だぞ。もちろんこの2年間の成績も残さなければならない、会社のために」

JR東日本の濵岡武明監督は、坂根投手に天理高校時代から注目し追いかけてきました。