大学野球、東北福祉大学エースの新たな旅立ちです。坂根佑真投手は、去年のドラフトで悔しい指名漏れを経験しました。しかし、社会人野球で再出発することになりました。その裏にあった恩師との知られざる物語に迫ります。
涙のドラフト指名漏れ
去年のドラフト会議で涙をのんだ東北福祉大学の坂根佑真投手です。社会人野球の名門、JR東日本への入社が決まり、今年1月から練習に参加しています。

JR東日本 坂根佑真投手:
Q 新チームの感想、調子について
「心機一転なんですけど、変われるチャンスをいただいた。良くなるチャンスを頂いている感じがする」
坂根投手は奈良県出身、強豪・天理高校で鍛え、2年生の時、夏の甲子園に出場しべスト4に進出しました。

さらなる飛躍のために選んだのが東北福祉大学。厳しいトレーニングに黙々と取り組みました。

そして、左腕から繰り出すストレートは最速145キロにまで伸びました。変化球の曲がりも鋭くなり福祉大のエースとして活躍。仙六野球ではベストナインを2度獲得しました。

しかし、去年秋のリーグ戦のことでした。優勝を争っていた仙台大学との大一番で2本のホームランを打たれてノックアウト。詰めかけたスカウトにアピールすることができませんでした。
そして、ドラフト会議では、プロ志望届を出した福祉大の4人のうち1人だけ、名前を呼ばれませんでした。
坂根佑真投手:
「寮の応接室で指名を待っていたが、僕だけ指名がなくて、一人だけ待たされて。悔しかった」

悔し涙に暮れるなか寄り添ってくれた人がいました。














