■2023 WORLD BASEBALL CLASSIC™準決勝 日本代表ーメキシコ代表(日本時間21日、フロリダ州ローンデポ・パーク)

WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)準決勝に挑む侍ジャパンとメキシコ代表のスタメンが発表された。WBCでの対戦は第1回大会(06年)の2次ラウンド以来2度目。

3大会ぶりの世界一奪還まで残り2勝。侍ジャパンの先発は佐々木朗希(21・ロッテ)。メキシコ代表は大谷翔平(28)の同僚でもある左腕パトリック・サンドバル(26・エンゼルス)が先発のマウンドに上がる。

【侍ジャパンスタメン】
1)ラーズ・ヌートバー(25・カージナルス)センター
2)近藤健介(29・ソフトバンク)ライト
3)大谷翔平(28・エンゼルス)指名打者
4)吉田正尚(29・レッドソックス)レフト
5)村上宗隆(23・ヤクルト)サード
6)岡本和真(26・巨人)ファースト
7)山田哲人(30・ヤクルト)セカンド
8)源田壮亮(30・西武)ショート
9)中村悠平(32・ヤクルト)キャッチャー
 佐々木朗希(21・ロッテ) ピッチャー

【メキシコ代表スタメン】
1)R.アロザレーナ(28・レイズ)レフト
2)A.ベルドゥーゴ(26・レッドソックス)ライト
3)J.メネセス(30・ナショナルズ)ファースト
4)R.テレス(28・ブルワーズ)指名打者
5)I.パレデス(24・レイズ)サード
6)L.ウリアス(25・ブルワーズ)セカンド
7)A.トレホ(26・ロッキーズ)ショート
8)A.トーマス(22・ダイヤモンドバックス)センター
9)A.バーンズ(33・ドジャース)キャッチャー
  P.サンドバル(26・エンゼルス)ピッチャー

侍ジャパン先発の佐々木は1次ラウンドのチェコ共和国戦(11日)では3回2/3(66球)を投げ8奪三振の好投。“WBCデビュー”のマウンドで堂々のピッチングをみせた。同球場では初登板で、スタメンマスクは中村悠平(32)。

打線は準々決勝に続き4番に吉川正尚(29)、5番に村上宗隆(23)、右手小指骨折の源田壮亮(30)が8番に入った。さらに山田哲人(30)が7番で3度目のスタメン出場。“3番・DH”の大谷翔平はここまで5試合16打数7安打で打率はチームトップの.438。

メキシコの先発のP.サンドバルは、昨季エンゼルスで27試合に登板し6勝(9敗)を挙げ、防御率は自己最高の2.91。1次ラウンドのアメリカ戦では強力打線を相手に3回を投げ2安打1失点と試合の流れを作り勝利に貢献した。打線は1番R.アロザレーナは2021年のア・リーグ新人王。今大会はここまで打率.471、9打点。1次ラウンドではプールCのMVPを獲得。1~6番まではメジャーで10本塁打を放つ強力打線で、4番のR.テレスは昨季35本塁打。

侍ジャパンは1次ラウンド(プールB)を4戦全勝で突破すると、準々決勝のイタリア戦では先発・大谷翔平(28)が気迫の投球、岡本和真(26)が5打点の活躍をみせるなど9-3と圧勝した。メキシコ代表は1次ラウンドで初戦を落としたが次のアメリカ戦で勝利すると勢いに乗り、プールCを3勝1敗の1位で通過。準々決勝では2大会連続準優勝のプエルトリコに逆転勝利で初のベスト4入りを果たした。