信州の食材をいかした新たなご当地グルメを開発し、地域を盛り上げようという取り組みが始まっています。

長野県のオリジナル品種=信州黄金(おうごん)シャモを主役に、イタリアで腕を磨いたシェフが考案したメニューは『ハンバーガー』です。

長野県東御市で開かれた信州黄金シャモバーガーのお披露目会。

東御市内で黄金シャモを飼育する県内最大の生産者と、地元の観光協会が連携してメニュー開発を進め、17日、東御市内外の飲食店関係者などに振るまわれました。

監修したのは、本場イタリアで腕を磨き、都内で飲食店を経営してきた小林孝好(こばやしたかよし)シェフです。


(小林シェフ)「食べてあぁ美味しいな、このシャモだったらどんなものができるだろう、すごく料理人の心を揺さぶる鶏だった」

出来上がったのは、ヘルシーでタンパク質が豊富なシャモのむね肉と県産の食材をあわせた2種類のハンバーガー。

リンゴや赤ワイン、ニンニクなどで下味をつけて唐揚げにしたボリューム満点のひと品に…

低温のオーブンでしっとりと焼き上げたハムにくるみのみそだれをあわせたうま味あふれるひと品です。

(キッチンカーの運営者)「鶏ハムのほうは、うま味ももちろんあるがさっぱりとしていて、どっちかというと女性とかに受けそうだなと思いました。すごく参考になりました」

信州黄金シャモは、都内の有名レストランなどで利用されている一方、地元での知名度が低いとも言われています。

関係者は、多くの人に魅力を知ってほしいと話していて、今後も新たなメニューの開発に力を入れていくということです。