引っ越し荷物に拳銃を紛れ込ませ密輸しようとしたとして、神戸税関は17日、愛媛県松山市に住むアメリカ国籍の男(53)を関税法違反の疑いで検察庁に告発しました。

関税法違反の疑いで告発されたのは、アメリカ国籍で松山市に住む無職・シンプソン サード ウィリアム容疑者(53)です。

神戸税関によりますと、ウィリアム容疑者は去年8月、拳銃1丁を3つに分解し衣類を詰めた段ボール箱に紛れ込ませ、引っ越しの荷物としてアメリカから日本へ送り、密輸しようとした疑いが持たれています。

荷物は去年12月に神戸港に到着し、税関の職員が検査を行ったところ、拳銃を発見しました。

ウィリアム容疑者は、すでに先月13日に銃刀法違反の疑いで警察に逮捕されていて、神戸税関が兵庫県警などと共同で捜査を進めた結果、関税法違反についても容疑が固まったとして、17日、 ウィリアム容疑者を神戸地検に告発しました。

ウィリアム容疑者はアメリカ国籍ですが、去年11月に来日した後、日本の永住権を取得し、愛媛県松山市に住んでいたということです。