不当労働行為があったとして、2月、愛媛県労働委員会から労働組合への謝罪を命じられた松山大学が、命令を不服として再審査を申し立てたことが分かりました。

松山大学の教授らが加入する労働組合が2019年に行った救済の申し立てについて、愛媛県労働委員会は2月、一部、大学による不当労働行為があったと認定。

理事長が団体交渉への出席に全く応じないなど「誠実な交渉態度に欠ける」として、謝罪文を労働組合に手渡しするよう大学側に命じていました。

これについて松山大学は、命令を不服として中央労働委員会に再審査を申し立てたことを公表し「今後の手続きの中で法人としての考えを主張していく」とコメントしました。

一方、組合側の倉茂尚寛弁護士は「県労働委員会の命令を順守しない対応は問題だ」と話しています。