お店の人との会話も大切にしながら、早速マイカメラでパシャリ。


次は皿を手で持って、パシャリ。


(りょうたさん)「手を添えると他の写真と違う感じになる」


すると今度は…机ギリギリの所に置いて撮影します。


「床を写真に入れると、奥行が出ていい感じに撮れます」


パフェやドリンクなど高さのあるものは真横から、ピザなど平らなものは真上から撮るのが「映える写真」のポイントだそうです。

味もしっかり確かめ、インスタグラムに投稿する写真を選んだり、編集したり…。

ゆっくりと過ごすことで、店の居心地など、利用者目線での発信につながるといいます。


投稿には、店の雰囲気がわかる写真、営業時間や駐車場の有無、どんな人におすすめかなど、店選びで気になる情報がたっぷり詰まっていて、それが、見る人を引き付ける理由です。

反響も大きいようです。


(PUSHPUSH・池田店長)「投稿してくれた次の日などは同じものを求めてきてくれる人が大変多いです。(投稿してもらったものは)なるべくいっぱい準備してオープンするようにしています」

この日は、もう1軒、松本駅から車で30分ほどのカフェへ向かいます。


アカウントの運用を始めたのは3年前。コロナで人と出かける機会が減る中、誰かとつながれるものが欲しいと思ったことがきっかけだったといいます。


平日は幼稚園の先生をしているりょうたさん。
仕事をしながらも、土日の休みには1日に4軒ものカフェ巡りを続け、今では3万5千人がこのアカウントをお出かけの参考にしています。


(りょうたさん)「学生の時は自分が楽しんでなんぼ、みたいな感じだったが、年を重ねるにつれて人に喜んでもらうのが嬉しい、という気持ちに変わってきました」