黒海上空でロシア軍の戦闘機による異常接近後、アメリカの無人偵察機が墜落した問題で、アメリカ軍は無人機が録画していた映像を公開しました。

公開された映像では、ロシアのスホイ27戦闘機がアメリカの無人機に接近し、燃料を投棄する様子や無人機の先端が折れ曲がったプロペラが確認できます。

アメリカ国防総省の報道官は「無謀で危険な行為を受け、ロシアがどのような行動をとったのかを示すために映像の公開が重要だと考えた」と説明しています。

こうしたなか、ロシアが一方的に併合したクリミアの沖合で、無人機の機体が発見されたと地元メディアが報じました。ロシア国防省に近い情報筋の話として、黒海艦隊が拠点を置くセバストポリ沖60キロの水深およそ900メートルの海底だとしています。