プリンスホテルを運営する西武・プリンスホテルズワールドワイドは、今後の旅行需要の回復を見据えて、新たなブランド戦略を発表しました。

西武・プリンスホテルズワールドワイド 小山正彦社長
「今年はまさに観光業界にとって変換点となる1年である。プリンスホテルだからこそ提供できる価値を考え抜いてきました。そういった中で絶景がありました」

きょう公開されたのは「絶景を体験する」サービスです。夜景が一望できる窓に、直接、絵を描くことができるのです。絶景を「見る」だけではない、「体験できる」サービスに今後は力を入れていくとしています。

来月からは全国のホテルで、絶景の中での食事やバーなどが楽しめるサービスを提供します。新たなサービスを通して今までプリンスホテルに来たことのない客層もターゲットにしていきたい考えです。

去年、西武ホールディングスはプリンスホテルやスキー場など国内の31施設を売却すると発表。プリンスホテルの不動産の所有と運営を切り離して、“資産を減らし経営効率を高める”「アセットライト」の経営を進めています。

西武・プリンスホテルズワールドワイド 小山正彦社長
「(旅行需要の)今後の回復は明らかに上昇傾向になってきてます。ただ待つのではなくて、積極的に攻めていきたい。一言で言いますと勝負の年」

今後は国内外でホテルの拠点を増やしていきたいとしています。