沖縄県の玉城(たまき)デニー知事が、長野市の松代大本営地下壕を視察しました。

沖縄県が調査・整備を進めている地下壕の一般公開に向けて、参考にしたいと自ら足を運びました。
15日に長野県との連携協定を結んだ沖縄県の玉城デニー知事。
戦時中、政府の中枢機能の移転を目的に建設が進められた、長野市松代町の大本営地下壕を訪れました。
壕(ごう)の一部、およそ500メートルは一般公開されていて、掘削した跡が残る岩肌や、坑道の様子を見学することができます。

沖縄県でも、太平洋戦争末期の沖縄戦で首里城に作られた陸軍司令部の地下壕を2026年度までに一般公開する予定で、現在、調査や整備が進められています。
きょうは玉城知事が松代大本営の保存状況や安全対策などを視察。

(玉城知事)「状態としては保存状態いいですね」(NPO担当者)「長野市が手を入れた(整備した)のはライトとあと非常電話も」
玉城知事は時折足を止めて写真を撮影しながら、担当者からの説明を熱心に聞いていました。


(玉城知事)「どのようにして保存継承し戦争の実相と教訓を伝えていくために何ができるのか考えながら見させていただいた」「若い世代が平和な未来を自分たちで作りたいと、思いと行動に繋がるよう長野県と連携して取り組む」

沖縄県では安全を十分に確保しながら、松代大本営を参考に壕の整備を進めたいとしています。














