4月から自転車のヘルメット着用が努力義務になるのを前に、JA共済連長野が交通安全を啓発するDVDを警察に寄贈しました。


県庁で行われた贈呈式では、JA共済が作成した「交通安全啓発ムービー」のDVD23枚が警察に寄贈されました。


JA共済は、4月1日に施行される改正道路交通法で、自転車を利用する人のヘルメット着用が努力義務化されることを受け、ヘルメットの安全性を啓発する動画などを作成しました。

DVDでは、ヘルメットを着けることで事故の際の頭部への影響が4分の1に減り、大けがをする確率が大幅に下がることなどが説明されています。


警察によりますと、2018年から去年までの5年間に起きた自転車が絡む死亡事故のうち、頭にダメージを受けたケースはおよそ5割に及んでいます。

さらに、ヘルメットを着けていなかった場合の致死率は、着けていた場合のおよそ2倍になっています。

JA共済連長野は、DVDを交通安全教室などで広く活用してもらい、交通事故の防止につなげてほしいとしています。